『良い人』は結果として何もできない人を作ることもある

こんにちはー!今日は新しい医療機関へ向かう上村です。全然関係無いですが「馬喰町」ってなかなかドキドキする名前ですよね!ワイルド!←誰か分かってもらえたらうれしす。
ちょっと前のお話。

組織の中で「この人すごく良い人!」と評判になっている人がいました。

その人は面倒見がとっても良くて、後輩から非常に慕われているし、先輩にも可愛がられていました。
しかし、その人がリーダーである部署の業績は全く伸びない。

人が育たない。

ご縁があり、ご相談頂きました。

私もお会いしました。ものすごーく感じが良いし、明るくユーモアに溢れ、確かに「良い人」という印象。お仕事も出来る方だそうで、学歴が他の方に比べて決して良くはないけれども、だからこそ頑張って今ある部署のリーダーになったということでした。

そしてそのリーダーと一緒に働くスタッフの皆さまにお会いしました。
お仕事の現場の雰囲気を見ると、色々と分かりました。

言葉を選ばずに一言で表すと、「だらしない」。

仕事中なのか、休憩中なのか分からない現場の空気。

上下関係の明確でない会話(つまり相手を尊敬している会話ではない)。

リーダー自ら「こいつ全然仕事出来ないんですよー!」と冗談めかして言う。

それに対して「ひどいですよリーダー!」と笑うスタッフ。

このリーダーがいると現場は明るくなります。活気が出ます。人間関係は良好に見えます。
その姿が、私にはどうしても「ひたすらに人間関係が良好に見せようと努力している」と見えてしまいました。お仕事二の次、三の次。言ってしまえば、人間関係を良好にすることが目的のようになっているかのようです。

当然リーダーは意識的に行っていた訳ではありません。

結果、仕事が出来るのはリーダーだけ。知らず識らずのうちに、人が育たない組織が出来てしまいました。

私は、仕事とは意識・無意識に関わらず、自分を成長させるものであると考えています。

なので、何もしなくても成長します。

ポイントはどう成長するか、です。

この部署は、成長させないように成長させていました笑!なんと器用な!

リーダーの役割は、組織を目指す姿に成長させること!そして成長することを共に喜ぶことが出来る環境を整えることだと思います。

このリーダーと少しずつ「なぜこの状態なのか」、そして「どうなりたいのか」「そのために何が出来るのか」を一緒に考えてしばらく経ちました。

少しずつ少しずつ、リーダーの雰囲気が変わってきました。

いやー!毎日が勉強です!!きゃー!

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