意識を持て!という言葉より、意識が向く環境づくりを

こんにちは!午後ティー片手に神奈川へGOの上村です。
少し前のお客様との会話抜粋。

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「ここの職員はやる気が無くてね。職員の経営に対する意識が足りなくて困ってる。何言っても出来ない理由を重ねて行動しない。こんな状態では私もやる気無くなっちゃいますよHAHA」
上「大変ですね。こちらからどんな働きかけをなさっているのです?」
「色んな部署に私から直接状態を聞きに言ったり資料出させたり自分で加工したりしていますよ。私が嫌われ者になってやるしか無いんですよね。」
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あるあるなお話です。

さてこの組織。確かに初回の経営改善会議では特定の方のみ発言されるだけで、他の皆さんは俯いて発言がありませんでした。
ところが、少し経った今では経営的な数値は大きく改善し、会議では現場から前向きな改善案が出てくるように。

ファシリテーターとして行った事、気を付けた事は以下3点のみです。
1.現場の話をよく聴く、労う(絶対責めない)
2.とことん具体的な話をする(今までどんな行動をしてこれからどんな行動をするのか。結果が数値としてあれば数値の共有)
3.話し合った内容を文字にして皆んなで共有しながら進める(会議の前は前回の会議の振り返り&会議の最後は今回の会議のまとめと次回宿題)
言われてみれば当然の事でも、意外と出来ていないことも。
そして、多分成功の秘訣は1番上の「話をよく聴く」の程度かなと感じております。

2番と3番はいわゆるテクニック的な事で乗り越えられますが、1番は前提となる信頼関係や相手への前向きな興味が無いと難しい。
話を聴き合える環境からは、自ずとお互いの興味関心が高まり、お互いのための行動が出来るようになりますね。

「ハタチになったんだから大人らしい行動を!」みたいに言い詰める親よりも
「どんな大人になりたい?一般的には大人と呼ばれる年齢になったけど、どう感じている?」と穏やかに聴いてくれる親の下の方が素直に話が聴ける気がするように。

もちろん、その人となりや性格がありますし、すぐに成果が出るものでは無いですが、「あなたがいるから行動したい」「この人の言う事は理解できるな、行動してみようかな」と思われるような関係性づくりは常に考えていきたいなあ、なんて思うわけです。
振り返りのために書いてみました!メモメモ。

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