こんにちはー!宇都宮から埼玉へ向かう上村です。素敵な企業のご紹介を「ステキな組織のナイスな取り組み事例」に追加!
今週頭に安城自動車学校石原さんにお声掛け頂き(本当にありがとうございます!)、名古屋にてスペシャルなセミナーに参加致しました。
演者は3名。
・皇室(歌会始の報道でよく目にする紫の衝立は秋山利輝さん御本人が26歳の時の作品)や外資系ホテルの家具はほぼこちら!有限会社秋山木工さんの秋山利輝代表取締役
・おもてなしの日本の第一人者!元リッツカールトン日本支社長高野登さん
・第二の父!大久保寬司さん
秋山さんのお話を中心に「一流を育てる」ということをテーマにお話頂きました。
秋山木工さん、ご存知でしょうか?ガイアの夜明け等、メディアにも多数出ている企業なので聞いたことのある方は少なくないと思います。
この時代に!丁稚奉公を行っている家具の会社です。
10日間のテストを経て入社が決まりますが、丁稚奉公5年間は
・男性女性問わず坊主
・恋愛禁止
・携帯電話禁止
・外部とのやり取りは手紙
が固く決められています。
秋山さん曰く「ブラックを突き抜けている」と仰いますが、正しくその名の通りです笑!
それでも、海外からも高学歴の方からも入社希望が途切れません。それは何故か。
秋山さんは幼少期に、「威張っている職人は下手くそ!人柄の良い優しい職人さんは腕が良い!」ことを目の当たりにしたことから、人づくり、人間性を磨くことで作り出すものの質を高めることに挑戦されています。
その方法が秋山さんもご経験された、秋山木工独自の丁稚奉公です。
丁稚奉公は当然のことながら、全てアナログ=人と人との生身の付き合いの世界で行われます。
それには色々な仕組み制度があり、分かりやすい例がスケッチブックを用いた言葉の交流です。
スケッチブックは色々な場面で用いられます。
兄弟子さんとの交流や親御さん、卒業した学校の先生との交流などなど。
感謝の気持ちを文字に起こし、自分の気持ちを振り返る作業から、人が磨かれていく様子が手に取るようにわかりました。
秋山木工さんには人間性を育てるために職人心得30カ条というものがあります。
冒頭5つだけご紹介。
1.あいさつの出来た人から現場に行かせてもらえます。
あいさつはコミュニケーションの第一歩です。
また、人との信頼関係を築く上で大切です。
2.連絡/報告/相談の出来た人から現場に行かせてもらえます。
常に連絡・報告することで、指示を出した方に安心していただき、
何かあった時にすぐに対処を取ることができます。
3.明るい人から現場に行かせてもらえます。
明るい職人さんの周りにはお客様が集まり、
お仕事がいただけます。
4.周りをイライラさせない人から現場に行かせてもらえます。
お仕事は、チームプレイです。集団行動の中で人をイライラ
させないために周りに合わせ、協調性のある行動を取ることが大切です。
5.人の言う事を正確に聞ける人から現場に行かせてもらえます。
指示された内容を正確に理解し、素直に行動に移すことが大切です。
これ30カ条あるのですが、秋山さんと共にこられたお若いお弟子さん2人は暗唱しておられました。
この5つだけでも、私は出来ていると胸を張って言えるかな?!( ゚д゚)アワアワ
秋山さんは「自分を超える日本のスターを育てる」ことを天命と仰います。そのために8年間で強制的に退社になります。
なぜなら、「(長年会社に囲い込むことで作られた会社のために働く)会社用の人間なんて面白くない。会社を儲けさせることなんてチマチマしたことに興味ない。そんなことより秋山木工を卒業した職人が自分を超えて色んなところで日本のスターになっていった方が何倍も面白い!」から。
全ては秋山さんの覚悟。覚悟を決めた人が作り出す人間性は「ブラック」なんていうつまらない表現を飛び越えて、めちゃめちゃ輝いていました。
覚悟を決めた人ってかっこいい。
秋山さん曰く「大学卒は耳の前に鉄板が4枚ある(=人の話を素直に聞けない)」と仰ってましたが、私は院卒なので6枚( ゚д゚)!ちなみに、「右から左に抜ける」という表現もありますが、抜けるだけマシ、鉄板は通らないとのこと。まさに耳が痛いお話です。
素直に謙虚に聴けたかな?つもりになっていないかな?
まだまだ未熟者な私に喝!!!!!!! 秋山社長のかっこいい&面白いお言葉が続きます!お若いお弟子さんの、とてもしっかりされていたこと!親御さんとのやり取りに涙する方も多数。 もちろん高野さんの素敵なトークも! 加えて寛司さん!なんと豪華な!素敵な石川さん!本当華奢な女性ですがおもてなし企業選に選ばれる安城自動車学校の社長です!そして最後に私も!笑